【独占取材】東牟婁振興局が挑む熊野古道の観光再始動と防災力
東牟婁 振興 局が管轄する和歌山県南部の東牟婁地域。新宮市や那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町を包み込むこのエリアで、いま地域社会の未来を見据えた大改革が進んでいる。急峻な紀伊山地と広大な黒潮の海に挟まれた地理的特性ゆえ、行政現場では常に独自の課題解決が求められてきた。
現場を歩くと、東牟婁 振興 局が主導する施策の数々が、単なる一過性の観光振興にとどまらず、地域インフラの再構築や防災体制の強化と密接に結びついている実態が見えてくる。関係者への取材から、その最前線に迫った。
東牟婁振興局の2026年最新動向と地域振興策・観光事業の裏側

紀南エリアの振興に向け、和歌山県庁の現場拠点として機能する当振興局。今年、特に重点が置かれているのが、周遊型観光の質的転換と地域経済への還元だ。従来の立ち寄り型観光から脱却し、滞在時間を延ばす取り組みが本格化している。
「大型バスで立ち寄るだけの観光スタイルには限界がある。地域に深く浸かり、歴史や食、人々の暮らしに触れる旅の形を作らなければ現場に資金が落ちない」。現場の担当者は力説する。二次交通のスマート化や体験型コンテンツの拡充など、地元事業者とタッグを組んだ試みが加速中だ。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を守る熊野古道保全再生プロジェクト

ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の核心をなす熊野古道。しかし、長年の大雨や風化による石畳の崩壊、さらには周辺環境の整備維持にかかる人手不足は切実な課題となっている。そこで打ち出されたのが「熊野古道保全再生プロジェクト」だ。
道そのものを物理的に補修するだけでなく、歴史的景観や周辺の生態系まで包括的に維持保全する。ボランティアや地元のガイド団体、文化財の専門家が連携し、単なる観光資源としてではなく、先人から預かった文化的遺産として未来へ繋ぐ作業が日々続けられている。
吉野熊野国立公園の自然を活かした観光インバウンド産業の新たな展開

巨岩や渓谷、リアス海岸といった豊かな自然景観を誇る吉野熊野国立公園。ここへ近年、欧米を中心とする外国人旅行者が大挙して訪れている。東牟婁地域の観光インバウンド産業は、量の拡大から「持続可能な質の追求」へと明確にシフトした。
古道を歩き、山村の古民家に滞在する長期滞在型のアドベンチャーツーリズムが欧米客のニーズと合致。現場では多言語案内板の刷新や高速Wi-Fiの整備、キャッシュレス対応の強化といった受入環境のアップデートが着々と進む。自然環境の保全と経済利益の両立を狙う現場の努力は実を結びつつある。
岸本周平知事が掲げる地方自治・行政の刷新と紀南の振興策
和歌山県知事の岸本周平氏は、紀南地方の自立と発展を重要施策として提示してきた。縦割り行政の弊害を取り払い、現場の目線に立った迅速な意思決定を求める知事の方針のもと、地方自治・行政の現場には大きな緊張感と活気が生まれている。
振興局の現場に対しては権限と予算の流動性を高め、地域ごとの突発的な課題に即応できる仕組みを整備。地元の市町村長や民間事業者との対話集会を定期的に開催し、ボトムアップで政策を作り上げる新しい行政モデルが定着しつつある。
過酷な自然災害に備える防災・危機管理報道と地域の取り組み
南海トラフ巨大地震の危機が叫ばれるなか、紀伊半島南部における防災体制の構築は一刻の猶予も許されない。津波避難タワーの建設や避難路の二重化、さらには土砂災害の未然防止対策など、ハード面の整備が急ピッチで進む。
同時に重視されているのが、迅速で的確な情報伝達を目指す防災・危機管理報道の強化だ。孤立集落の発生を想定した衛星通信手段の確保や、旅行者も含めた多言語での避難誘導システムなど、あらゆる事態を想定した実効性の高い防災訓練が地区ごとに行われている。
Yahoo!ニュースや和歌山県公式YouTubeチャンネルで広がる地域活性化ニュース
こうした現場での熱量あらい取り組みは、多様なデジタルメディアを介して全国へ拡散中だ。Yahoo!ニュースをはじめとするオンラインメディアでは、過疎化に抗う地元の挑戦や移住者のリアルな日常を追った地域活性化ニュースがたびたび話題を呼んでいる。
さらに、和歌山県公式YouTubeチャンネルでは、熊野古道の美しい風景や最新のインフラ整備計画、地元の職人やガイドのインタビュー動画を意欲的に配信。リアルな現場の映像を通じて地域の魅力を伝える情報発信が、新たなファンや関係人口を着実に呼び込んでいる。 (出典: 東牟婁 振興 局(Yahoo!ニュース))